JAズームイン

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石川県
JA石川かほく

農業者の所得増大に向け水稲省力化、6次商品開発

 JA石川かほくは今年度、第7次中期3カ年計画を策定し、JA自己改革の実現に向け取り組んでいます。自己改革の基本目標の一つである「農業者の所得増大」に向けて、「生産費ダウン」と「販売高アップ」の実践に努めています。

地域農業推進大会で水稲コストダウンへの取り組みを紹介

水稲高密度播種(はしゅ)で低コスト·省力実証

 水稲育苗箱への高密度播種は、資材費の削減や管理労力・移植作業時間の低減など低コスト技術として期待されています。JAは今年、管内の10㌃の圃場(ほじょう)5カ所で実証に向けた試験を行いました。地域営農組織や生産者が集う地域農業推進大会を開き、高密度播種講座を行うとともにJAまつりでの実演など、普及に向けて取り組んでいます。次回開催(3月)予定の地域農業推進大会では、実証結果などを報告します。来年には、育苗センターで高密度播種苗の供給を計画しています。

特産品を活用して6次化新商品開発

北陸新幹線開業で、交流人口が増えています。これをチャンスと捉え、JA管内の特産品を活用した6次化商品の開発に取り組んでいます。

 紋平柿では、規格外果や下位等級品を利用して焼き菓子(タルト)を開発しました。生産物の有効利用とともに生産者の所得アップにつながっています。水田活用として平成10年度から中山間地で栽培されるマコモタケでは、「まこも焼酎ほくの里」を開発。古くから自家用に栽培されてきた紫色のインゲン豆「いけなら紫」は、在来の希少種であることから、今年9月に「甘納豆」、「細うどん」、「チョコサンド」を開発し、販売を始めました。この取り組みにより、農業者の所得増大と農山村の元気づくりができるよう、活動を強化していきます。

JA石川かほく(石川県)
概要 平成29年3月31日現在
正組合員数 5035人
准組合員数 4189人
職員数 181人
販売品取扱高 33億6千万円
購買品取扱高 24億4千万円
貯金残高 738億1千万円
長期共済保有高 3226億5千万円
主な農畜産物 米、ブドウ、柿、小松菜、ダイコン、スイカ

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