「西海みかん」「長崎和牛」地理的条件を生かし振興

　JAながさき西海は、佐世保市・平戸市・松浦市・佐々町・小値賀町を管轄とする、広域合併したJAです。第55回農林水産祭（園芸部門）で天皇杯を受賞した「西海みかん」、第10回全国和牛能力共進会（肉牛の部）で日本一を獲得した「長崎和牛」をはじめ、長崎県北地域の地理的条件を生かし、農畜産物の積極的な生産販売に取り組んでいます。

合併20周年記念 花とはがきで感謝

　2002年3月31日に長崎県北地域の4JAが合併し発足した「JAながさき西海」は、本年で20周年を迎えます。これまでともに歩んできた正組合員の皆さまに感謝の気持ちを伝え、これからも経営理念に基づき邁進する決意を表明するため、同JAは合併20周年記念事業を行っています。4月には青年部員から女性部員の皆さまへ「一輪の花贈呈」、5月には組合員の皆さまに「感謝のはがき」送付を行いました。今後もさまざまな記念事業を行う予定です。

「水稲TCC戦略」 所得向上と生産拡大を

　同JAでは現在、経営理念である「信頼」（Trust）「貢献」（Contribution）「挑戦」（Challenge）を実現する米作り「水稲TCC戦略」に取り組んでいます。2021年4月に色彩選別機能を備えた「中央ライスセンター」が完成し、戦略的販売ならびに高温耐性品種「なつほのか」の作付け拡大を推進しています。需要動向を踏まえた業務用米「恋初めし」の生産拡大と併せて、消費者・実需者と結びついた生産・販売に着手し、水稲生産農家の所得向上に努めていきます。

ＪＡながさき西海（長崎県）

概要	令和3年3月31日現在
正組合員数	8286人
准組合員数	1万2977人
職員数	469人
販売品取扱高	119億6千万円
購買品取扱高	58億5千万円
貯金残高	1166億9千万円
長期共済保有高	5262億5千万円
主な農産物	西海みかん、 長崎和牛、米、アスパラ、イチゴ、ブドウ、メロン