オンラインイベント「AG/SUM2021」で全農の取り組みをアピール
シンポジウムやワークショップに登壇
全農は6月1日~30日に開催されている農業とテクノロジーをテーマとしたオンラインイベント「Agritech & Foodtech Summit (AG/SUM・アグサム)2021」(日本経済新聞社主催)に農林中央金庫とともに協賛し、シンポジウム登壇やワークショップを通じて、全農の取り組みを発信しました。
今回で4回目の開催になるアグサムは、コロナ禍の影響でオンラインの開催となりました。「つながるアグリ、 広がるフード、 支えるネット」をキーコンセプトに、企業や研究機関の有識者やスタートアップ経営者などが登壇するシンポジウムやワークショップを通じて、持続可能な食と農の実現への最新情報を発信するイベントです。
シンポジウムでの登壇
山﨑周二理事長は、齋藤健元農水大臣らとともに、スマート農業をテーマにしたシンポジウムに登壇しました。「スマート農業は持続可能な農業のために全農が行っているさまざまな打ち手の一つではあるが、テクノロジーだけで農業は成り立たない。これまで培ってきた基礎技術と組み合わせ、それを使いこなす人を育てて初めて効果を発揮する」と強調。各地の実例やスタートアップ支援などの取り組みについてアピールしました。
都市と地方の連携に関するシンポジウムに登壇した花木正夫労働力支援室専任室長は、大分県で構築した労働力支援の仕組みと、国内の基幹的農業従事者の急速な減少を踏まえ「農業に関わるハードルを下げ、多様な人が農業の現場で活躍できる仕組みを全国に展開していくことが急務」と話しました。
ワークショップでの Z-GIS・ザルビオの提案
平野幸教スマート農業推進課長は「スマート農業を実現する全農の提案」と題したワークショップに登壇。「全農は農業者目線のスマート農業の実現に取り組んできた。データを活用した経営の実現に向けたツールとして開発したZ-GISと今年から連携開始したAIベースのザルビオを通じて持続可能な経営に貢献する」と話し、実際に利用する農家の声とともに全農の取り組みを発表しました。