JAアクセラレーター第3期、9社が優秀賞を受賞
キーワードは「食と農、くらしの未来を共創する」
JAグループ全国8連が設立したAgVenture Lab(アグベンチャーラボ)は、JAグループと革新的なアイデアや技術を持ったスタートアップ企業が連携して、農業、地域社会が抱えるさまざまな課題解決を目指す「JAアクセラレーター第3期」(以下、本プログラム)の最終審査会を5月24日にオンラインで開催しました。
3期目となった今回は「食と農、くらしの未来を共創する」をキーワードに、既存ビジネスにとらわれない新しい発想や技術に基づくビジネスプランを幅広く募集し、過去最多の211件(第2期:161件)の応募がありました。
今回、書類・面談選考を通過し最終選考に進んだ15社のうち、本プログラムへ参加する9社のスタートアップ企業(以下、採択企業)を優秀賞として採択しました。採択企業は、今後約5か月間、JAグループおよび本プログラムのスポンサーである農林中央金庫や全農の職員による伴走支援を受けながら、ビジネスプランをブラッシュアップさせていきます。
選定した審査員からは、「応募数の増加とともにレベルが非常に高くなってきている。生産性向上、農業関係人口の拡大、労働力支援、脱炭素の視点からも、15社全てのビジネスプランが素晴らしく、優秀賞の選定に非常に苦労した」「農業分野でのスタートアップ企業支援プログラムでNo.1のポジションを築き上げつつあると感じた。農業分野は投資の観点でも非常にグローバルに注目されていることもあり、投資目線でも十分に検討に値するスタートアップ企業もあった」との講評がありました。
今回より、本プログラム期間中における実証実験にあたって最大100万円の実証実験費用補助を実施し、採択企業の成長をサポートし、11月には採択企業の成果発表会を予定しています。また、イノベーティブ賞を授与した6社についても、本プログラム外で協業や支援を検討していきます。