JAズームイン
京都府
JA京都市
2017年12月25日号(vol.827)
TAC導入、くらしの活動で 営農経済事業をさらに強化
JA京都市は京の伝統野菜が有名です。少量多品目栽培による地域住民への振り売り、直売所での販売、飲食店との取引など多様な販売形態があります。
営農相談中心から 提案型事業展開へ
4月から営農経済事業の強化でTAC活動を開始し、外部有識者2人と全農京都府本部から出向職員1人を迎え、営農指導体制を強化しました。若手職員2人がTAC担当者としてそれぞれ担当エリアを持ち、約100人の担い手農家を中心に訪問活動をしています。生産者からは「営農について相談できる相手がいなかったのでうれしい」「これからも継続して農業に役立つ情報を持ってきてほしい」と期待する声をいただいています。
営農相談が中心ですが、低コスト肥料の推進や新たな販路の紹介、農業政策の勉強会開催など、それぞれの要望に応じた個別対応もしています。今後は訪問活動をさらに強化し、生産者の意見・要望を集めて農家所得拡大につながる提案型の事業展開を目指します。
くらしの活動推進課新設 地域とのつながり太く
くらしの活動推進課を新たに立ち上げ、各支店に担当者を配置し、組合員・地域住民とのつながり強化を目指した活動の展開を計画しています。今年度から、各支部で実施していた品評会や農業祭への参加の他に、婚活プロジェクト「」を始めました。このプロジェクトは、農家の後継者不足を解消するとともに、JA離れを防ぎ、青壮年部・女性部活動の発展につなげることが目的です。
第1回は交流パーティーを行い盛況でした。今後も、参加者が楽しみながら交流を深められるためのイベントを計画しています。
嵯峨・嵯峨北部・太秦・花園の4支部を統合した嵯峨野支店が10月30日にオープンし、地域に根差した農業の発展と充実に向け多様な取り組みを実施していきます。
JA京都市(京都府)
概要 | 平成29年3月31日現在 |
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正組合員数 | 3199人 |
准組合員数 | 1万6131人 |
職員数 | 240人 |
販売品取扱高 | 7億1千万円 |
購買品取扱高 | 3千万円 |
貯金残高 | 2257億3千万円 |
長期共済保有高 | 4970億2千万円 |
主な農畜産物 | 京野菜(九条ねぎ、賀茂なすなど) |