JAズームイン
千葉県
JAちばみどり
2018年1月22日号(vol.829)
組織活動生かし生産基盤強化 県下最大のちばエコ農業産地
JAちばみどりは温暖な地域で、年間を通じてキャベツやダイコン、キュウリなど約60品目の作物や農畜産物を生産しています。販売品取扱高は年間300億円を超え、首都圏から100㌔圏内という利点もあり、新鮮な農畜産物を供給しています。
担い手担当や営農振興員 出向く体制、対応力を強化
5JA合併から17年目を迎えますが、生産組織を第一に、活性化を支援するため営農指導体制の構築と生産者へ出向く体制、対応力の強化を図っています。80以上の組合員組織を有し、担い手担当や営農振興員は、JA主催の総会をはじめ査定会、反省会、講習会、圃場(ほじょう)巡回などに2万件、携帯電話や電子機器などで2500件以上に対応し、生産組織・農家と密接に関わりタイムリーな情報伝達をしています。地道な活動が評価され、平成29年11月にJAを代表する生産組織「銚子野菜連合会」が千葉県功労者表彰を受けました。
早くからエコ農業を推進 県の認証受け地位を確立
銚子野菜連合会は604人で組織し、キャベツ、ダイコン、トウモロコシなどを作付け、「灯台印」ブランドとして、全国に知られています。早くから、土づくりのための堆肥や緑肥の利用に取り組み、併せて化学肥料・化学合成農薬の削減に組織を挙げて努めてきました。
千葉県の環境保全型農業普及に向け平成14年、減農薬・減化学肥料などによる「ちばエコ農産物認証制度」がスタートし、いち早くキャベツ・ダイコンでちばエコ農業産地の指定とちばエコ農産物の認証を受け、現在ではキャベツ・ダイコンで県下最大のちばエコ農業産地となっています。
これからも組織力を大事に販売力の強いJAになるべく、農家所得を増やし、組合員からより一層頼られるJAとしてまい進していきます。
JAちばみどり(千葉県)
概要 | 平成29年12月31日現在 |
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正組合員数 | 1万2234人 |
准組合員数 | 9344人 |
職員数 | 391人 |
販売品取扱高 | 317億8千万円 |
購買品取扱高 | 91億4千万円 |
貯金残高 | 1667億万円 |
長期共済保有高 | 6302億2千万円 |
主な農畜産物 | キャベツ、ダイコン、キュウリ、トマト、ネギ、イチゴ、メロン、 米、生乳、鶏卵 |