JAズームイン
JA筑紫
2021年3月8日(vol.954)
直売所を通じて農業振興 少量多品目の栽培が定着
JA筑紫は、福岡市と隣接し、ベッドタウンとして都市化した地域が大半を占めます。また、管内は5つの行政区をエリアとして構成されています。
農業は水稲が中心で、近年高齢化などにより農業者は減少傾向にありました。そのような環境下でやりがいのある農業として、以前から進めてきたのが直売所を通じた農業振興です。組合員の限られた農地に少量多品目の栽培を推進しました。結果として、その栽培スタイルが定着し、多くの組合員が直売所の出荷者となりました。
5店舗の累計来客者が1000万人を突破
当JAは、農産物直売所「ゆめ畑」を平成14年度の那珂川店を皮切りに行政区ごとに5店舗展開しています。現在では、管内で生産した農畜産物の地産地消の拠点として、多くの消費者に親しまれています。令和元年度には年間来客数100万人を突破し、16年間の累計来客数も1000万人に到達することができました。各店舗が小型の直売所で、新鮮野菜を日々出荷いただくことが家庭の冷蔵庫的な役割を果たしており、リピートされるお客さまの増加につながっています。
安全・安心、安定的に 農畜産物を食卓へ
コロナ禍により消費動向も変化しつつありますが、お客さまの食に対する期待に応えるべく、「JAだから出来る」、「JAでしか出来ない」農業振興を継続し、地域の食と農を守っていきます。そして、生産者と消費者の懸け橋として、安全・安心で安定的に農畜産物を食卓へお届けする使命をこれからも担っていきます。
JA筑紫(福岡県)
概要 | 令和2年3月31日現在 |
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正組合員数 | 3274人 |
准組合員数 | 1万7823人 |
職員数 | 477人 |
販売品取扱高 | 19億6千万円 |
購買品取扱高 | 11億円 |
貯金残高 | 3598億3千万円 |
長期共済保有高 | 6536億4千万円 |
主な農産物 | 米、麦、肥育牛、軟弱野菜、ブロッコリー、アスパラガス |