JAズームイン
JAあさか野
2020年11月23日(vol.944)
女性農業者の活躍による 地域農業の発展に向けて
JAあさか野は東京都に隣接した都市近郊で宅地も多く、消費者に最も近い産地としてニンジン・サトイモ、ホウレンソウなどの市場出荷に加え、JAの直売所やスーパーなどのインショップ、庭先直売など多様な販売形態によって地域の農業が成り立っています。
女性農業者と女性TAC・管理栄養士が連携
女性の視点での新たなターゲット層として、若い家族世帯や小学生の子どもたちに向けた地場産野菜の収穫体験、生産者による収穫後の青空講義を女性TAC担当者が提案しています。また、付加価値を高めるため6次化の取り組みとして、管理栄養士資格を持つ女性職員と連携し、正確な食品表示によって購入者に安心・安全をアピールすることができました。また支店の女子職員や直売所のパートの意見を取り入れるなど多くの人の協力で、「ONE TEAM」で商品開発を行っています。
加工食品扱う組合員に衛生管理指導しっかり
6次化商品など加工品を取り扱う組合員を対象に、危害分析重要管理点(HACCP)に基づいた加工食品衛生研修会を実施しています。講師は管理栄養士の資格を持つ女子職員が担当。商品の製造から出荷までの作業で起こる食中毒や異物混入、食品表示のアレルギー誤表示による事故例などを交えて講義を行いました。
今後は、女性農業者の活躍を、地域の農業の発展につなげていき、地域とのつながりが深い女性農業者の力で、さまざまな活動を通じて地場産野菜のおいしさを消費者へ伝えていきます。また、農業体験や講習会などを実施し、地域の消費者にJAの事業に関心を持ってもらうことも目標としています。
JAあさか野(埼玉県)
概要 | 令和2年3月31日現在 |
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正組合員数 | 2583人 |
准組合員数 | 1万1994人 |
職員数 | 182人 |
販売品取扱高 | 6億2千万円 |
購買品取扱高 | 9億2千万円 |
貯金残高 | 2714億9千万円 |
長期共済保有高 | 3888億9千万円 |
主な農産物 | 秋冬ニンジン、 サトイモ、米「コシヒカリ」 |